![]() 写真@はギリ粉が適度に塗られたユガケです。特に上質(小唐)皮のユガケですと皮のきめが細かく滑りやすいのでギリ粉を塗らないと正しく引くことが難しくなります。ギリ粉を塗ることによって指の接点の摩擦係数を増やす役割があります。 | ![]() 写真Aはギリ粉をつけずに使われたユガケです。ギリ粉を付けずに引いているとユガケの帽子の皮が最初は「テカテカ」と光ってきます。これは皮と皮とが直接接触しているためで、やがて摩滅して皮が破れてしまい帽子の木が出てきてしまいます。また「テカテカ」になってからしまってからギリ粉を付けてもあまり効果が得られません。 |
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| 写真Bは現在弓具店で売られている松脂のギリ粉です。 松脂のギリ粉はさわるとベタベタとします。 松のギリ粉は油分が多く長時間煮込んでも油分が多いようです。 弓具店で売っているギリ粉を使うときは長時間煮込みの物をお勧めします。 また松のギリ粉は黒い脂の固まりで汚れになりやすいです。 |
写真Cは杉脂のギリ粉です。 松脂のギリ粉に比べて色が黒いのが特徴です。 杉の脂は採種される量が大変少なく現在ではギリ粉として販売されている物は殆どありません。 油分が少なくサラサラとしているのが特徴です。 |
写真Dはヒノキのギリ粉です。ヒノキの脂も松ほど多く採れません。 従って市販していることは殆ど無いと思います。ヒノキのギリ粉は松に比べて黄色い色が強いです。 松が茶色だと黄色という感じします。さわると杉よりはベタつきがありますが、しつこさは感じませんでした。 |
![]() | まずは松脂を煮詰めます。鍋は使い物にならなくなってしまうので専用の物を用意すればよいですが、台所の物はやめた方が良いです。 煮詰めるときの注意点は強火で煮詰めますと脂に引火してしまうことがあります。一旦火がつくと消火することが困難で大変危険です。また火が入ってしまうと油分が急激に無くなってしまい失敗してしまいます。作業するときは水バケツなどを用意して火傷しないように注意して作業してください。 |
![]() | 煮詰めた松脂です。長時間煮詰めるとカリカリになります。松脂で作るときは長い時間煮詰めてください。スギやヒノキの脂が手に入りましたら自作する場合は煮込み時間に注意してください。特にスギ脂は油分が少ないために煮すぎますと全く油分が無くなってしまいギリ粉として使い物にならなくなってしまいます。油分を完全に取ってしまいますとギリ粉としての効果がありません。 |
![]() | 上で煮詰めた脂の固まりをスリ鉢で擦りつぶします。これは台所にあるのを使っても構いませんが専用の物を用意することをお勧めします。私は小鳥のエサを混ぜるときに使うスリ鉢をホームセンターで買ってきました。300円ほどだったと思います。スリ鉢の溝にギリ粉が詰まってしまうので古歯ブラシなどで掻き出してください。この部分に詰まったギリ粉は上質な物になっています。 |
![]() | 出来上がったギリ粉です。自分の作ったギリ粉で弓を引くのも良いものです。道具を自分の手で作ると弓道の楽しみが益々湧いてくると思います。 |
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