<旭川〜トムラウシ温泉〜帯広〜襟裳岬紀行>
3月18日(土)
出発の日だというのになんということか!彼女が風邪を引いてしまった。
彼女の知り合いの医者に薬をもらいに行き、なんだかんだと準備をして出発したのは午後5時。彼女の体調を心配しながらの出発となる。
この時間に出発したとして、ここからどこまで行けるのだろうかと思うが、少しでも目的地に近付いておきたいというのが正直なところである。
目的地はトムラウシ温泉である。宿の予約は19日である。よって今晩は車中泊になるだろう。
トムラウシ温泉は大雪山系の真只中に位置し、札幌からの最短ルートを考えると日高樹海ロードから日勝峠を越えるのがベストだと思われるが、
こちらの道路は苦労が多い割に報われないばかりか、帯広、釧路などの旅行では必ず通るルートなので新鮮味もまるでない。今回は行動距離に若干のゆとりが存在する分、回り道をしてトムラウシに到着することにした。具体的には旭川から大雪国道を通り三国峠から新得町を経由してトムラウシに達するというルートである。我々はまず旭川へ向かうべく12号線を北上する。JR大麻(おおあさ)駅にて夕食はカレーを食べる。朝は彼女作のタラコスパゲティだったが、昼は「麺蔵」のラーメンと外食続きはあまりいい事ではないが・・・。
カレー屋を後にして再び12号線を走る。天候は悪かった。3月も下旬に入ろうかというときに大粒の雪がボタボタ降っている。このような雪には足を取られやすい。運転は慎重にならざるを得ない。彼女は風邪薬が効いたのか助手席で船を漕いでいた。
岩見沢の手前には北村温泉というここらではイチオシの強塩泉があるのでそこで暖まって行こうと考えていたが、いざ看板が出てくると折角運転もスムーズなのでここらで流れを止めたくない、できるだけ距離を稼いでおきたいともう少し先の温泉に目標を移す事を考える。この時点で午後8時・・・僻地ほど深夜まで営業する温泉など少ないという事になぜ気づけなかったのだろうか。
岩見沢を過ぎ、砂川に入ると「上砂川温泉」という新たな目標が思いつくが、まだいった事のない温泉だった上にこの悪天候・・・看板も見つからずにとうとう通り過ぎてしまった。この時点で午後9時過ぎ。もう本日の温泉は諦めたほうが良さそうだ。
旭川に入ってすぐに高砂温泉という看板が目に飛び込んでくる。既に10時30分になろうかという時間だったが、看板があまりに大きく深夜営業を予感させるものだったので思いきって右折する。山道を登り続けると数カ所温泉を引いているホテルがあった。高砂温泉はその中のひとつだったが、なんともまぁ車車車・・・酷い混みようである。これでは入ったところでイモ洗いは必須だなと思ったが希有な泉質だったなどというオチを後から聞くのは嫌なので旭川在住の友人R.Y.氏に電話で確認。「たいした風呂じゃないらしいいうことを確認した上で、結局その日の温泉は諦めたのだった。その辺りはホテル街だったので清潔そうなところを選んでチェックインする。温泉ではないものの、なんとか風呂には浸かれたのだった。