高野山

 

 お天気にも恵まれた11月14日、高野山へ行くことにした。

紅葉は標高の高い高野山も半分もしているかな、という状態。九度山辺りでも日のよくあたる木は赤くなったり、黄色くなったりしているが。

 堺で阪神高速を下り、後は普通の町中を走り橋本へ抜けたのだが、この辺りから柿の名産地、道端では柿を盛り上げて売っている。帰りに買うことにしようと高野山を目指す。

 やっと慈尊院が見え車を止めて境内へ。

今日はいい日に来たようである。たくさんのお坊さんが本堂でお経を唱えている。

「裏へ周ってお寺をお参りしてくださいよ。今日はたくさんの方が詠んでいますから。」、と大師前で僧に声をかけられた。お寺のほうに周ると10人ほどの僧が経を詠んでいた。こんな日にめぐり合ったのは幸運だったんでしょう。

 外に出て柿を売っている女性が「いい日に来られましたな。今日は慈尊院さんのお祭で1年に一回ぐらいで、方々のお寺さんが来られてますわ。」、とのことだった。それでか観光バスから和袈裟をかけた人たちが境内に入って行く。

 ここで柿を1箱買うと「少し傷が付いてますけどこれサービスにあげますわ。

箱入は富有柿やけどこっちは平種やさかい食べ比べたらよろしいで。」。

 春にお参りした折は枝垂桜が咲いていたが、季節は移り紅葉の時期、しかしいまひとつの紅葉。

 

標高も高くなり、幾つものカーブを曲がりながら高野山の大門へ着く。

ハイキング姿のシニアのグループがたくさん来て、大門の前でお弁当を広げていた。

 

大門から見た紅葉

銀杏の黄葉ともみじの紅葉のコントラストがきれい

 駐車場に止めて奥の院へお参り。

季節がいいのだが水曜日とあって人、人という混雑はなくゆっくりとお参りができた。

時々満願お礼参りの一行に会ったが。

 弘法大師堂の納め札のところでお守りを納め、大師堂の周りを線香、ろうそくを立てお参りを済ませ、奥の院を後に。

 つぎに根本道場の大伽藍と金剛峯寺へ。

大伽藍の横の小さなお寺にあった仏様の手のひらの椅子、「このお手にお座りください 仏様のご利益を頂戴してください」、とあるので座ってみた。

大伽藍への参道はもみじの紅葉がきれい。

根本大塔へ入ると手を清める粉が置いてある、それを少し手にとってこすり合わせると香料の香りがする。

胎蔵大日如来、金剛界四仏様が迎えてくれる。ゆっくりと大塔の中を歩きながら仏様を見て周る。

 大伽藍を出て総本山金剛峯寺に向かうが、六時の鐘の傍に小さな柿の実がついている。

 金剛峯寺の山門前ではきれいに紅葉した木が迎えてくれる。これに落ち葉があれば風情があるのに掃き清められている。

山門を入ると大主殿が見える。

豊臣秀吉が亡母のために建立、その後再建された物を見ているのである。

 大主殿にあがり、廊下から襖絵を見ながら新別殿に入ると尼さんが学生相手に法話をしていた。春もこの尼さんの法話を聞いたのでご縁があったのだろう。

別殿内の襖絵、お庭、台所を見て周る。

 春とは違った高野山参りであった。

 効率一辺倒のツアーとは違い、時間に自由がきいたのと季節の違い、それに慈尊院ではたくさんの僧の読経を聞く

ことが出来、ゆっくりと周ることができたのが良かった。

「お礼参り」という念願も果たし、又いつかお参りが出来るようにと思いながら帰路についた。

今回一番良かったのは長男も同行させたことだ。

 

 

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