どうじんようごのきそちしき・どうじんしのつくりかた

■ 文字同人誌の作り方 ■

もじどうじんしのつくりかた

同人用語の基礎知識  / 同人誌の作り方 / 文字同人誌の作り方


 「小説本」「(ゲーム等の)データ本」「詩の本」など「字を読ませる」同人誌を全てひっくるめてここでは文字同人誌としています。

 なお、「パソコン(のソフト)を使って原稿を制作する方法」の詳しいコトはソフト毎に全然違うしDTP技術の部類に入るので、専門書を読んで下さい。(何も専門のソフトじゃなくても最近の「Word」や「一太郎」ならば同人誌・ミニコミ誌レベルならばかなりのものが作れるみたいです…)


原稿(版下)制作方法による分類

そのまま印刷方法も限定されるものもありますが…大まかにわけて以下のような種類があります。
※版下とは「印刷用原稿」という意味です。
また、コピー本にするか、印刷所に印刷を依頼するかによっても微妙に異なってきます…^^;

版下製作の基本の基本

 実はこれはマンガ同人誌を作る場合と殆ど変わりません。(マンガを描く作業自体が結局は「版下」を作っている作業です…)
 基本として守らないといけないことをいくつかここで挙げておきます。(「マンガ同人誌の作り方」も参考にして下さい)

  • 「必ず黒の墨かインクで」

     カラー印刷でない場合には、黒以外の色や鉛筆・ボールペンではキレイに印刷に出ません。(コピーならそこそこは出るけれど)ミリペンも使い古したものでは「黒色」が足りなくて印刷がかすれる場合もあります。

     また印刷やコピーに出ないのを逆手にとり、「蛍光の黄色」を使って、手書き・ワープロ貼り込みの版下作業を楽にする方法もあります…。(マンガ家が指定に使うとされている水色鉛筆はたまに印刷に出てしまうようなので要注意。)

  • 「ノンブルは付けよう」

     「ページ数」のことを業界用語(笑)で「ノンブル」といいます。手元にある適当な商業誌にもページの上や下の目立たない所にページ数が入っていると思います。(パソコン雑誌の広告にはないのも多いけど^^;)

     これは印刷の時に必要なので、たとえ「隠しノンブル」でも入れた方がいいです。(「隠しノンブル」は本になったときに出ない所にノンブルを打つことで、これによって印刷所の製本ミスはなくせるわけですが、これを嫌がるところもあります。)

     コピー本でも(慣れないうちは)つけた方が無難です。製本ミスがぐっと減ります。


    手書きで版下を作る

     おそらく一番手軽にできる方法です。詩や短歌の本や、個人的内容の本(文章量の少ないエッセイやフリートークオンリー本など)の場合は「あたたかみ」が出る、と思います。(商業出版物だとさくらももこさんや銀色夏生さんの本を思い浮かべれば…)

     ただ、小説の場合は手書き版下の本はとても読みにくいです(苦笑)。オススメしません。


     さて、原稿制作はいたって直感的で、マンガ用原稿用紙に「印刷に出るように」版下を製作する、それだけです(それがちょっと難しいのかな)。文字を書くときには新品のミリペンを使う、などの決まりを守ればすぐに誰でも作れる、と思います…。


    手書きしたものを、専門の店や印刷屋などでワープロ打ち・写植・活字にしてもらいそれを版下として利用する。

     これは普通は同人誌ではやりません。理由は…ワープロで版下を製作してもらうのに1ページあたり800円くらいはかかるからです(…高っ!)。…なら自分でなんとか作りますよね(笑)。

     いわゆる「同人誌」以外の自費出版物……自分史などを作る時にはよく行われているようですが。それでも高いですね…。(そういえば自分史の本、A5サイズ200ページくらいの上製本が印刷費など全部込みで100部で100万円くらいはするらしいです。…高っ!!)

     ただ、この方法で印刷所に入稿すると、はたから見ると「プロっぽい」のでそういうのに憧れる方はどうぞ(笑)。

     …でも…今だったら小説本一冊分ワープロ打ちしてもらう位なら安いワープロかパソコン買うよなぁ(4〜5万で買えるし)。あとは友人に打ってもらうとか…。


    ワープロ専用機で原稿制作→プリントアウトして版下として使用する。

     最近ではワープロ専用機はほとんど売れてないそうですが、まだまだ使っている人は多いんじゃないかと思います。ワープロ専用機で原稿制作する場合、一番注意したいのは出力用紙です

     まず、ワープロ専用機では「感熱紙」を使うことも多いと思いますが、感熱紙をそのまま版下用紙(マンガ原稿用紙など)に張り込んで使うのは避けましょう(理由は色々)。感熱紙で出力したものは一度コピーして、そのコピーを版下用紙に張り込むようにして下さい。

     また…これはワープロ専用機だけじゃないのですが、インクリボンで印刷したものは、よほど変な設定にしていなければ出力されたものはキレイに印刷できるでしょう。コピーせずとも張り込んで、ちゃんと印刷に出るハズです。

     (ただ、ケチってインクリボン巻き戻して使った場合等はキレイに印刷できませんが。)

     最近はパソコンに押され気味で、絶滅のウワサもあるワープロ専用機ですが、まだまだまだまだ使えるハズなので持ってる人は愛用してくださいね…。


    パソコンで原稿制作→プリントアウトして版下として使用する。

     最近の文字同人誌では一番メジャーな方法じゃないでしょうか。

     レーザープリンタで出力したものは全く問題なく版下として利用できますし、最近のインクジェット方式プリンタで出力したものも(紙によってはにじむけど)そのまま版下として張り込んで大丈夫なハズです。

     なお…レーザープリンタとワープロ(DTP)ソフトの方で「トンボ」が入れられるものを持っていて更に依頼予定の印刷所が許すならば、無地の原稿用紙(デリータなどが販売してます)や厚手の出力用紙にトンボつきで出力すると版下用紙に張り込む手間が省けてとても楽です…。(同人誌じゃない印刷物でやりましたが、ホント楽でした…)


    パソコンで原稿制作→プリントアウトしてそのまま製本してしまう

     ↑だけじゃわかりにくいですね。要するにコピーする代わりにレーザープリンタで冊数分出力してしまい、それをそのままページ順に綴じ込んでコピー本(?)として作ってしまうことです。

     メリットは、まずコピーに行く手間が省けるのと、コピー代節約(紙代+レーザープリンタのトナー代が10円以下ならば絶対得!)、コピー機を介さないので印刷が非常にキレイ、手作り感がいつものコピー本よりもアップする(謎)…ってところでしょうか。

     逆にデメリットとしては遅いプリンタだと急ぎの場合間に合わない(笑)、本のサイズが限られてくる(A5本とか結構面倒)、中綴じ本が作りにくい(がんばれば出来ますが)…などですね。

     工夫次第で色々できるのでコピー本作るのが好きな人にはたまらないハズ。レーザープリンタがもっと普及すればこれから増えるでしょう…。

     (ワタシんちでも導入予定だったですが、某「自動両面印刷可能カラーインクジェットプリンタ」がクソ安かったのでつい買ってしまった……両面印刷実用で使ったことないや(爆)…カードリッジもバカ高い……)


    パソコンで原稿制作→データで入稿

     俗に言うデータ入稿ってやつです。詳細は各印刷所に問い合わせて下さい。

     メリットは…版下としての出力をしないで済む、が一番ですね。200ページ以上だと…印刷するだけでも結構一苦労ですしね……。

     デメリットは…指定ミスが致命的になりやすい、普通の印刷依頼以上に印刷所との意志疎通が必要(デメリット?)、あとは「印刷所によって入稿可能なフォーマットがまちまち」(ある印刷所でOKでも他じゃ駄目等)…でしょうか。

     これについては利用したことないですし、利用する計画も今のところないので、経験者の方いらっしゃればどうだったか教えて下さると有り難いです…(苦笑)。また、ネット上で「DTP関係のサイト」を探したり、印刷所に直接メールなどで問い合わせてみたりして下さい…。