。
労働者の非正規化、
関税撤廃、
資本の自由化の推進
によって
財政破綻に陥ったところで
IMFや世界銀行が乗り込み、
融資(資金を融通する)条件として
公共資源の供出
(きょうしゅつ:さしだす)
を迫る。
それは
他国の出来事ではなく、
この社会もまた
同じ抑圧の体系に
与している
(仲間に加わっている)。
我々は
人間とは
みなされていないのであり、
アステカやインカの
インディオと同じく
侵略地の
労働資源に
過ぎない?
労働法が
改正され、
労働者の
約40%近くが
使い捨ての
非正規就労者となり、
年間30兆円規模の
賃金が
不当に
搾取されている。
?優越種が
劣等種を
滅ぼすという
歴史が
繰り返されて
きたのであり、
危機に直面する
我々は
喫緊の生存戦略を
問われている。
崩壊する
社会に
生きる誰もが、
直面する現象の
洞察を迫られている。
金持ちを
優遇すれば
景気が上向く
という
市場原理主義者
の詭弁。
児童人口減少
?2012年度の
厚生労働省調査によると、
非正規労働者
30代男性の
未婚率は
75・6%、
?
2004年の45・5%から
僅か数年で
30ポイント増加し、
非正規労働者の
経済的不安定が
未婚化を
加速させる。
?非正規労働者の未婚・晩婚化は40代でも進行し、
前回の25・3%か
ら45・7%へ増加した。
加速的な児童人口減少の原因が、
構造改革による
労働者派遣法改正
であることは明らかだ。
グローバル経済において
最下層の国民は
最低賃金で雇用され、
生産コストにおいて
人件費の占める割合が
限りなくゼロに近い。
つまりTPPが
推進する
工業型農業は、
安価な労働力の
創出手段でもある。
??デフレは、
人間そのものの低廉化を
もたらしている。
この仕組みは
産業革命の勃興期
に貴族階級が暴力集団を組織し、「土地の囲い込み」によって農地を収
奪し、生活手段を喪失した農民が都市に流人し、最下層労働者に転落し
搾取された構図に等しい。?構造改革を契機に年収200万円以下のワーキングプアは1000万人
に達し、正規雇用が190万人減り、非正堪雇用は330万人も増加し
た?97年から07年の間において、日本国企業の売上げに顕著な伸びはなかっ
たが、経常利益は28兆円から53兆円に増加する。これに対し、労働者賃
金は222兆円から192兆円に削減されていた。リストラや非正規就
労の推進によって抑制された人件費?さらに株式配当に対する税率を20%から
10%に引き下げる証券優遇税制が延長されたことを受け、労働法の規制
緩和を推進した投資集団の利益は倍増、企業群は270兆円規模の内部
留保を蓄積した。